5月24日(月)熊本朝日放送のディレクターさんと、お笑いコンビの『風犬ナンジャばらし』お二人、カメラマンさんたちが当店へ取材(ロケ)に来られました。
『風犬ナンジャばらし』のお二人は、実に面白い人たちで、掛け合いがおかしくてたまりませんでした。彼らは毎年『M1グランプリ』に挑戦しているそうですが、3回戦で負けているらしく今年こそ3回戦突破を目指しているとのこと。(取材中のコンビをうっかり撮影していませんでした)
その二人と一緒に、当店内や近くの野山へ行って竹笛を作ったりいろんなことをして遊ぶのを取材されました。
また、5月15日『夢もやい館』で遊びの指導をしたときの様子もすでに収録されていましたので、それとこの日のを編集して、

6月12日(土曜日)深夜12時30分放送の「5ch」のなかであるそうです。(夜遅い、というよりもう13日ですので、私も果たして起きておられるか余り自信がないので録画するかもしれません)
ところで、『ふるさと子供グラフティ』(30ページ)に『拡大器』のことを書いていますが、実際どんな風にして使うのかが興味あった様で、それを使うところを取材したいとのことでした。
(編集されてどこまで放送されるかわかりませんが)
特に私の『ペーパークラフトシリーズ』(定価200円)(送料実費)で販売している『紙製』の拡大器が実際使えるのかも興味があったようです。(ほかにも『コドモ携帯電話』も作りました。)
当然ちゃんと使えるのですが、私たちが幼いころはいろんな雑誌の『付録』によくこういったペーパークラフトがついていましたので、手馴れているのですが、現代の子供や若い人たちはかなり慎重に作らないと、なかなかうまく出来ないかも知れません。
前日、組み立てていたものを使って、オードリー・ヘップバーンの写真を2倍に拡大して描きました。
1.最初、位置決めをして、左の固定する部分はテープで動かないようにします。
写真も画用紙も位置が動かないようにテープで止めておきます。
2.そして、『赤矢印』のところ(なぞる先)を見ながら、ゆっくり写真を正確になぞっていきます。
(あまり濃くならないように軽く鉛筆を持って)『筋書き』をします。右手の鉛筆は余り見なくてもいい。
すると輪郭線が出来上がります。(このときの鉛筆はHBが良いです)
3.輪郭線ができたら『拡大器』はよけておき(まだ固定点は外さないほうがいい。後でまた細かい線などを引くことがあるから)、仕上げは、3~4Bの柔らかい濃い鉛筆を使います。
目や口などはっきりした線は鉛筆の先を尖らして描きます。(輪郭線は薄いので写真ではよく見えませんが、きちんと描けていますのでそれを元に仕上げていきます)
淡いシャドー(陰影は、軽く薄く書いた鉛筆を指の先でこすって広げます)
鼻筋などのハイライト(明るい部分)は消しゴムを使って仕上げていきます。
4.そうやって、描き出しから約30分ほどで「ほぼ」描きあがったものです。
ところが、これは『ふるさと子供グラフティ』にも書いているように、まったく絵が苦手な人は拡大器を使ってもなかなかうまく描くことはできないでしょう。
私が子供のころ、『拡大器』売りのおじさんのものすごいテクニックを見て、本物の拡大器(確か当時の価格は現在なら2、3000円ほどしました)を買いたいと母にねだったとき、「そんなのを使わず描けるように努力しなさい」といわれたように、おそらくあのおじさんは拡大器など使わなくても、かなりの訓練(絵の勉強)をして、うまく描けるのだと思いました。
今の私も、ほとんど拡大器は使わなくても『オードリー』や『鞍馬天狗』などはかなり描く事ができます。それは幼いころから、拡大器を使ったり、トレーシングペーパーでトレースしたりしながら、何度も何度も描いてきたからです。
でも私が幼いころから、さらに絵が好きになったきっかけはこの『不思議』な『拡大器』のおかげだったことは確かです。(いろんなものを描くうち、自然とデッサン力がついたと思います)