2011年3月アーカイブ


 1、からの続き。

 だから、あの悲惨さを見て、楽しく遊ぶ子供たちの絵を描く気になれず(というか、今は描けなくなりました)
 今までの各種自然災害のときの避難所で、水、食料、ガスなどがなく避難後が大変な状況になる様子が報道されていました。

 そこで、「花峰」の「原賀隆一の昔遊び教室」コーナーは、「ふるさと子供シリーズ」に描いていたいろんな「野外活動ごっこ」から抜粋して掲載しようと思い、急きょ「サバイバルごっこ」にしました。

文章もこんな感じです。〔一部省略〕紙面がA41ページですので、レイアウトは違います。


 西日本では直接大きな被害はありませんでしたが、日本列島はいつどこでも起きる地質条件の上にあります。もし自分にこのような災害が降りかかったとき、機敏な対応で逃れる行動ができるかです。そして幸いに助かってもその後のサバイバル(生存)行動が重要になりますが、パニックになることが多いのです。現代では電気、ガス、水道いわゆるライフラインがなければ何もできないような生活に慣らされているからです。そうならないためには、普段からその様な状況を想定しながらいろんな経験をしておくことが大切だと思います。

 幼い頃、自然のいろんな「道草」を実際に食べたものです。もちろん大災害の時、こんな草だけ食べて長く過ごすことはできないかも知れませんが、結構ミネラルや水分は豊富ですので、「食べられるもの」を知っておくことは役に立つでしょう。

 もっとも大切なものは「水」ですが、いざとなれば川、池、最悪は穴をほって地下水を探してでも、沸かして殺菌できます。そのためには「火」をおこす(燃やす)ことも必要になります。すると煮炊きもできます。

また、被災地では子供達の体調が悪くなる原因として、トイレ(仮設)が不快で排泄できず食欲がなくなるとのこと。結局、生きるためにはいろいろと体験しておくことです。


■食べられる植物

1道草.jpg

■野外炊飯■かまどつくり■火の燃やし方■飯ごう・鍋炊飯
これらの材料は、あくまで平常時に「野外活動」のとき持って行った物ですので、今回のように大災害が起きてからはなかなか揃えることは出来ないでしょうが、「ライフライン」が遮断されているときで、まだなんとか使えるものが見つかれば役に立つでしょう。

鍋にはトタン板や大きめの空き缶なども使えます。

2野外炊飯.jpg

3飯盒.jpg



■竹筒炊飯〔もちろん湯沸しなら簡単に出来ます〕竹は殺菌効果もある。
4竹炊飯.jpg
■紙で湯沸し
お湯だけ沸かすのなら、紙でも出来ます。〔煮炊きは出来ない〕
カップめんやミルクなどを作るときはいいです。
5.紙で湯沸かし.jpg
そして、やっぱりトイレが問題になるのですが、私たちが幼いころは我慢ならないときは野山、川ででもやったものです。臭いが気になるときは、このときだけ「口呼吸」をする。
※本当はウンチの色・形状・臭いは健康状態のバロメーターですから、観察するのも大切です。もちろん小便も。

6トイレ.jpg
 ただし、大災害が起きてしまってから、急にこれらをやり始めてもなかなかうまくいかないかもしれませんので、平時のときから体験しておくことがいいでしょう。また、「覚悟」しておくことが大事だと思います。

 平成23年3月11日午後3時頃、関東・東北地方に日本観測史上最大のM90の大地震が起きました。直後、太平洋沿岸地域は未曾有の津波が襲い、筆舌に尽くせない大災害、さらに原子力発電所の爆発、停止で関東地方は電力不足となりました。被災地には心からお見舞い申し上げます。

 私はちょうどそのとき、

福岡市のエディットオフィス「瓢箪座(中野由紀様)」 http://www.hyoutanza.com からのご依頼で、

福岡県糟屋郡新宮町「花峰クラブ」(野元多津子会長)会報誌の1ページ〔年間4回〕の仕事をしていました。

事務所のテレビで国会中継を見ながら、ご依頼の「春号・草花遊び」のイラストを描いていたのです。

すると、突然予算委員会室のシャンデリアが大きく揺れ始め、菅総理や与謝野大臣たちが天井を見て驚いていました。

その瞬間テレビの画面はパッと切り替わり、「地震速報」となり、東北地方の各地の海岸〔港町など〕が映し出され、「津波警報」が出て、大体20数分後に到達でした。

そのときは、地震そのものの被害(阪神・淡路大地震のときのようなビルの崩壊など)はほとんど見られなかったので、私は「いつもこんな風に津波警報を出すが、せいぜい港の岸壁が浸かる程度じゃないかな」と妻に言いながら見ていました。

しかし、警報では約10メートルというところもあるように表示してあり、「えーっ、10メートルといったら我が家の屋根を越すじゃないか。そんな津波なんて、いつも少しオーバーに言うんだ」と画面を見ていました。そして、「ほらもう時間になったじゃないか。あー少し上がってきた......あっ、すごいすごい、あんな大きな船が流されている。あー、もうあの魚市場の1階は屋根まで来たー、わー、堤防を越した、家が流れている。」

見る見る間に街を押し流して陸地を上がって行きました。

今までいろんなSFパニック映画を見たけど、こんなすさまじいシーンは初めて見ました。

それは恐らく、いろんな監督もここまでのシーンは想像出来なかったからだと思います。

ところがこれが目の前で「現実」に起こっているのです。それまで絵を描いていた右手が小さく震えるのを感じました。もちろんもう絵を描くこともできなくなり、 テレビの実況画面に釘付けになりました。

それから、まるでドミノ倒しのように平野を、家や車、船などを飲み込みながら、ものすごいスピードで押し進んでいくのです。(あれは誰が撮影していたのでしょうか。ヘリの画面)

各地の実況中継が約30分間ほど続いたでしょうか。やっと止まっていきました。

※数日経ってから、横一直線になって白く波打ちながら第2波がやってきている画面が映し出されますが、あれは海岸までで陸地までは上がりません。(いかにもあの津波が襲ったかのように編集されています)最初のすさまじい津波はジわーっと押し寄せてきてみる見る間に大きな圧力に変わったのです。

 もうその日は仕事をする気にはなれなかったのですが、そのページの納期が15日ぐらいに迫っていますので、しなければならないのですが、最初のご依頼〔希望〕が「春の花遊び」ですので、子供達が野原で楽しそうに笑って遊んでいる光景と遊び方を予定していました。〔2へ続く〕


今私の友人からムービーが転送されてきました。

 

 今度の大地震災害を世界中の人達が応援している映画です。

 

 

  http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc

 

 

今現在は、陰謀説などとりあえず考えても仕方がないときではないでしょうか。もう起きてしまったのですから。これから日本がどうするかにかかっていると思います。

日本の素晴らしい「自然」を取り戻し永遠に残したいものです。

 

自然と相対するのが「人工」です。人工物は多くが「ウソ」で固められ、すべていつか必ず壊れます。もちろんお金も原子力発電、政府なども人工物です。

 

 

 ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)小泉八雲が「極東の将来」と題して、熊本(五高=現・熊本大学)最後の講演(明治27年)を行なったその一部に次の文章が出ています。

 

"Nature is a great economistShe makes no mistakes

The fittest to survive are those best able to live with her

And to be content with a little. Such is the law of the universe."

 

『自然は最も偉大な節約家である。それは絶対にミスをおかさない。

最後まで生き残れる人は、最も上手に自然とともに生きて行ける人たちであり

少しで満足することができる人たちである。

すなわち、これが天地万物の法則である。』

 

 そして、この講演の締めくくりに「簡易・善良・素朴(そして賛沢を憎む)」という『熊本スピリッツ』が出てきます。

 

 人間も「自然の一員」であることを忘れないようにしたいものです。

2011年4月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30