弘法大師の『妙薬いろは歌』で健康。

■弘法大師(空海)は、平安初期の僧で(774年〜835年)幼少より「神童」と言われ、若くして唐に留学し仏教、サンスクリット語(梵語)などからインド哲学まで勉強して帰国。真言宗を開き高野山を開いた。「般若心経」は代表的書。

 

 弘法大師(空海)遺訓「妙薬いろは歌」

(熊本市河内町、谷口氏宅に祀られていた弘法大師像の台座から発見された書き付けより)

 

『往昔弘法大師様 衆生済度のそのために紀伊の国高野を後にして 吾妻のはての陸奥や越路 筑紫潟 四国の島の国々の 山の奥やら海の果てお徒歩なされし其の折りに 病の床に臥しながら 癒さん術も知らずして 呻吟き苦しむ憐れさを 見るにつけても人の為 應病興薬の仕方をばお書きなされし数々は 後に遺りて今の世に 伝はれることこそ有難し されば世の人この書を読みて常々心掛け 病に應ぜし薬をば 自ら求むることを得ば これぞ大師の御慈悲なり あな有難や南無大師 有難や南無大師』

 

 

(い)息切れや寝汗をかくは、すっぽんの生き血を酒に混ぜて飲むべし

(ろ)老衰や産後の日だち悪しきには、高麗人参を常に用いよ

(は)肺病は、酒に浸せしすっぽんを黒焼きにして飲みて効有り

(に)乳癌や乳の腫れには水仙の根をすり酢にて溶いて塗るべし

(ほ)疱瘡や麻疹(はしか)の熱と知りたらば鳥犀角(犀の角)をば削り飲むべし

(へ)平常に眩暈(めまい)の繁くある人は山査子(さんざし)の実を黒焼きにして飲め

(と)吐血にも血の下るにも無花果(いちじく)は不思議に効有るものと知れ

(ち)中気(ちゅうき)には鳶(とんび)の黒焼き一匁 日に三度ずつ飲むべし

(り)淋病で悩める人は蓮の葉を陰干しにして酒で飲むべし

(ぬ)塗り物の漆(うるし・櫨)かぶれになる時は沢蟹煎じ洗う妙なり

(る)るいれき(頸部リンパ節腺塊)で悩める人はすっぽんを味噌汁にして飲んで効有り

(を)おこり(マラリア系熱病)には薬まじない多けれど山葵(わさび)を煎じて飲むが一番

(わ)腋臭(わきが)には明礬(みょうばん)の粉すり込めば悪しき臭いは消ゆるものなり

(か)風邪ひかば 陳皮(ちんぴ)生姜に大根汁 熱き湯さして呑めば治らむ

(よ)ようちょうやねぶと(悪性腫瘍)で悩める人あらば ふなの黒焼き練ってつくべし

(た)たん咳は 桔梗 胡桃(くるみ)石菖を煎じて飲めば根切れするなり

(れ)れう麻質(リウマチ)で痛むところは熊蜂を飯糊(そくい)と共に練りてつくべし

(そ)瘡毒で悩める人は麥(むぎ)蓬(よもぎ)この二品を煎じ飲むべし

(つ)頭痛して鼻のつまれる時は棗(なつめ)に甘草(かんぞう)煎じ飲むべし

(ね)寝小便知らずに垂れるものあらば益知(やくち・ヤクモ草根)を粉にし塩湯にて飲め

(な)長血にもまた白血にも紅花を煎じて飲めば効のあるもの

(ら)らい病は 河豚(ふぐ)の毒にて治るとは昔の人の言い伝えなり

(む)虫歯には 松葉の緑の黒焼きを付くれば痛み直に止むなり

(う)打ち身には水仙の根に 山査子と小麦粉 酢にて溶きて付くべし

(ゐ)胃病にて苦しむ人はまむし酒 朝夕少し呑んで効有り

(の)咽喉(のど)に骨たちて苦しむ其の時は 蜜柑の種子の黒焼きがよし

(お)黄だんは 腸に虫わく病ゆえ しじみの汁を多く用いよ

(く)下り腹 渋り腹には塩を焼き 布に包みて腹にあてべし

(や)火傷(やけど)にてなやめる時は 山の芋おろしてつけよ すぐ効有り

(ま)まむし 蛇 その他の虫に咬まれても にんにくをすり 汁を付くべし

(け)毛の縮れ 癖の悪しきは 怠らず布海苔(ふのり)を煎じて髪を洗えよ

(ふ)船、馬車、乗り物に乗って酔うものは 山椒を臍(へそ)にあてておくべし

(こ)声枯れて 咽喉の痛むは 梅干しを黒焼きにして呑めば治るぞ

(え)疫病や流行(はやり)病の熱あるは 蚯蚓(みみず)を煎じ飲んで効有り

(て)てんかんは 雉の黒焼き 砂糖混ぜて用いばすぐに効有り

(あ)あせもに苦しむ人は 湯上がりに 亜鉛華つけて治るものなり

(さ)酒に酔い 胸の苦しき其の時は 丁子(ちょうじ)を噛みて気持ちよくなる

(き)気のふさぎ 心晴れぬ人は まむしの酒を少しずつ呑め

(ゆ)指痛みなやめる時は 陰干しの螢をそくい(飯糊)と混ぜて貼るべし

(め)目の病 数々あれど 明礬と黄檗(きはだ)を煎じ 洗え効有り

(み)耳だれは 鰯の頭黒焼きを耳の付け根に貼りて効有り

(し)霜やけは 牡蠣(かき)の殻をば粉になして 油で溶きて貼れば効有り

(え)ひふ病を 内向させし其の時は ふきの根煎じ飲めば治るぞ

(ゑ)食傷(しょくあたり)せし其の時は 速にあたりものを黒焼きにして飲め

(せ)ぜん息は 鯛の黒焼き一匁 日に三度ずつ 用いるがよい

(す)寸白(すばく)だの疝気(せんき)でなやむ人ならば 南天の葉の腰湯つかえよ 

(京)驚風(ひきつけ)や 五官の虫(かんのむし)は ひきがえる黒焼きにして飲んで効有り

 

 

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